インフルエンザにおすすめの薬、リレンザ

水痘ワクチンも販売している第一三共の薬とリレンザで

インフルエンザウイルスに直接効果のある医薬品は、ほとんど21世紀に入ってから開発されたもので、現在では主に4種類が使用されています。そのうち最初に発売された吸入薬がリレンザです。リレンザはウイルスを感染した細胞の中に閉じ込め、それ以上増殖できないようにする効果があります。そのため発症してから2日以内に使用すると、症状を抑えることができます。しかし時間が経過してウイルスの数が増えすぎると、十分な効き目が期待できません。
リレンザは粉末状になっていて、鼻から吸い込むことで効果を発揮します。飲み薬に比べると使いづらく、特に喘息や肺疾患のある方は、症状が悪化する恐れもあるので要注意です。しかし患部に直接作用するため、飲み薬よりも副作用が少ないと言われており、妊娠中の方でも使用できます。
第一三共製薬は2010年、リレンザとは別の吸入薬を発売しました。日本で初めて開発された薬で、イナビルと名付けられています。作用機序はリレンザと同じですが、効き目が長続きするのが特徴で、最初に1回だけ吸入すれば終わりです。あらかじめ吸入用のボトルに入っていて、容器は使い捨てです。5日間使い続けなければならないリレンザに比べると、手軽で使い忘れもないというメリットがあります。
これらの薬は予防にも使えますが、効果は服用している間だけしか続きません。シーズンを通してインフルエンザを防ぎたいなら、ワクチンの接種が効果的です。北里第一三共ワクチンはインフルエンザをはじめ、水痘・風疹・破傷風など、数々のワクチンを製造販売しています。高齢者や持病があってインフルエンザが重症化しやすい方は、流行前にワクチンの利用が推奨されます。