新しい業種で、おもちゃを月額課金制のサブスクにしているサービスがあります。サブスクは通常、映像配信や音楽配信など、多数の中から見放題や聴き放題で定額にするというものでした。おもちゃの場合は毎月新しいおもちゃを送って来て、それを返却して次の月に新しいものをもらいます。ものとしては中古品ではあるのですが、どうせ新品であろうと子供は飽きるので、こういった仕組みが成り立つのでしょう。
指定して手には入らないというのと、返さないといけないという面で抵抗がある人もいるかもしれません。しかしこれは逆に良い面もあり、サブスクの定額よりも高い商品で遊べる可能性があるという事です。加入していなければ購入を検討もしないような1万円以上する知育玩具などもラインナップには入っており、たまにそれが送られて来る事もあります。選べないというデメリットを考えても、これはなかなか嬉しいものではないでしょうか。
返すので資産にはなりませんが、子供が遊び尽くしたおもちゃなどそもそも売れるものではないですし、捨てるだけの存在です。また、絵本で考えると分かりやすいですが、何度も繰り返し読んだ絵本はもう価値を失っています。それを失って新しい絵本を手に入れられるのならそちらの方が良く、サブスクの仕組みにフィットしていると考えられるのです。たまに配布の最後という事でもらえる事もあるので、場合によってはいつの間にかお得になっていたりもします。
